日本の伝統行事 1月1日
初日の出 、若水
、初詣、門松、しめ飾り、鏡餅、お屠蘇、おせち料理、雑煮、お年玉、書き初め、初夢、鏡開き
1月7日 人日(五節句の一つ)
1月15日 小正月
2月3日 節分
2月4日頃 立春
3月3日 桃の節句(五節句の一つ) 3月20日頃 春分の日 春の彼岸
5月5日 端午の節句(五節句の一つ)
5月2日頃 八十八夜
5月6日頃 立夏
6月20日頃 夏至
7月7日 七夕 (五節句の一つ)
7月28日頃 土用丑の日
8月7日頃 立秋
8月13日〜16日 お盆
8月15日 十五夜 9月9日 菊の節句(五節句の一つ)
9月13日 十三夜
11月7日頃 立冬
12月20日頃 冬至
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1月1日
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正月、元日、元旦、 初日の出
その年の最初に昇って来る太陽を拝み、1年の幸運を祈るもの。 かつて、初日の出と共に年神様(としがみさま)が現れると信じられていたことに由来します。 特に、高い山頂で迎える太陽を「ご来光(ごらいこう)」といいます。 山頂近くの雲に映った自分の影が、光の輪を背にした仏像のように見えたためとか。 「ご来迎(らいこう)」との語呂合わせもあるようです。
若水
元日の早朝にその年初めて汲み、神棚に供えたり、雑煮を煮たり、福茶をたてるのに用いる水。 この水を飲めば一年の邪気を払うとされています。 平安時代から宮中では立春の行事でしたが、後に元旦の行事になり、一般に浸透しました。 年頭最初の大事な行事で、若水を汲むのは年男の役目でしたが、西日本などでは主婦の役割としている地方も多いようです。 若水を汲むことを若水迎えといい、できるだけ遠方に汲みに行くのが良いとされ、途中で人にあっても口を利くのは厳禁でした。 水を汲む時は「黄金の水を汲みます」と唱えます。夜明けに名水を汲みに出掛けるのも大変ですね。【福茶】若水を沸かして入れたお茶のことで、邪気を払うとされています。 煎茶の中に梅干や結び昆布が入っています。
初詣
年の初めに神社仏閣にお参りして、1年の無事息災を祈ること。 大晦日の除夜の鐘を聞きながら家を出て、元旦にお参りすることを「二年参り」といいます。松の内(1月7日)までに参りましょう。
門松
新年を祝って、家の門口に飾ります。 元々は新年を迎える際に年神様が降りて来る時の目印として木を立てたのが始まりといわれています。松は神が宿るおめでたい木。門前の左右一対並べるのが一般的。玄関に向かって左の門松を雄松(おまつ)、右の方を雌松(めまつ)と呼びます。通常、12月13〜28日か30日に飾ります。29日は「苦立て」、31日は「一夜飾り」といって嫌います。 飾る期間は松の内までですが、地域によってまちまち。
しめ飾り
門松と同様、正月に年神様を迎える準備として、玄関口や家の神棚に飾ります。しめ飾りは、しめ縄に裏白(うらじろ)、ゆずり葉、橙(だいだい)などをあしらって作ります。常緑の葉であるウラジロは「長寿」を、ユズリハは新芽が出てから古い葉が落ちることから「家系を絶やさない」という願いが込められているそうです。橙は「家が代々(だいだい)栄える」として、縁起物として使われています。飾る時期は門松と同じです。
鏡餅
お正月に大小の丸い餅を重ね、年神様へのお供えとして神前や床の間に飾ります。鏡餅といわれる理由は、昔の鏡が円形だったためで、人の魂(心臓)を模したことから丸餅になったなど、諸説いろいろあります。また、大小2つ重ねるのは、月(陰)と日(陽)を表していて、福徳が重なって縁起がいい、めでたく年を重ねるという意味があるそうです。飾り方は、奉書紙か半紙を敷いた三宝(さんぽう)という食物を供える四角の台に裏白(うらじろ)とゆずり葉を敷き、昆布を置き、餅を重ね、橙を載せるのが一般的。1月11日の鏡開きまで飾ります。
お屠蘇
(おとそ) 「邪気を払い、不老長寿を願う」薬種として、新年になると年少者から順番に飲んだのだそうです。
おせち料理 現在、おせち料理は正月の三が日に食べますが、松の内まで人を招いて饗応することを「おせち」「おせち振舞」「椀飯(おうばん)」と呼びました。椀飯は鎌倉時代以降、武家の間で行われた饗応のスタイルで、年頭に目上の人を招いてもてなすことを「椀飯振舞(おうばんぶるまい)」といいました。おせち料理は年神様に供える供物料理であると共に、家族の反映を願う縁起物の家庭料理でもあります。日持ちのする材料で作ってあるので、家族が食べる他に、お客様にも出せるように重箱に詰めるのが一般的。
【紅白かまぼこ】
紅はめでたさと喜びを表わし、白は神聖を表わします。
【昆布】 「喜ぶ」に通じるため。
【海老】 ヒゲが伸び、腰がまがっている様を老人に見立て、長寿への願いを込めて。
【黒豆】 まめにこつこつ働くことができるように。
【数の子】 親、子、孫と子孫の繁栄を願って。
【田作り】 今年もいいお米が取れますようにとの願いを込めて。
【鯛】 「めでたい」の語呂合わせ。
【くわい】 芽が伸びていることから「芽が出るように」と願って。
【里芋】 里芋には小芋がたくさんつくので、子宝に恵まれるように。
【栗きんとん】 金団(きんとん)には財宝という意味があるため、豊かに暮らせるようにとの願いを込めて。
【ごぼう】 しっかり根を張って長生きすることを願って。
雑煮
元々雑煮は、年神様に供えた餅を神棚から下ろし、野菜や鶏肉などとで煮込んで作った料理で「雑煮餅」ともいいました。正月の食べ物ではなく、室町時代頃の儀礼的な酒宴などで出されたのが始まりだそうです。宴の始まりにいただく縁起物の料理だったので、それが一年の始まりにいただくものとして庶民の間にも伝えられていったようです。
お年玉 由来は、玄関に白い石を置き、その中に神様からの魂を入れて分け与えていました。次第にその石が丸い餅になり、現在のお金へと変化していったのです。年少者や自分より地位の低い人に贈ります。両親やお年寄りなど年長の人にお年玉を渡す場合は、「御年賀」。通常、お年玉をあげるのは、親戚関係やごく親しい間柄の子供となります。
書き初め
年が明けて初めて毛筆で一年の抱負や目標をしたためるもの。一般的には2日に行います。
初夢 【一 富士、二
鷹、三
なすび】 これらは駿河の名物で、当時、天下を取った駿河出身の徳川家康にあやかりたいという庶民の願望だといわれています(他にも説はあるようですが)。さらに「四扇、五
煙草・・・」と続きます。
鏡開き
年神様に供えた鏡餅を雑煮やおしるこなどにして食べ、一家の円満を願う行事。
鏡は円満を意味します。元々は武家の風習で延命祈願の儀式だったようです。刃物で切るのは切腹を連想させるので、手で割ったり、木槌で砕いたりしました。でも、手で割るのは大変そうですね。「切る」という言葉を避けて「開く」という縁起の良い言葉を用いています。一般的には11日に行います。
年賀はがき 新年のあいさつを記した葉書
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1月7日 |
人日(じんじつ)(五節句の一つ)→七草粥(春の七草 セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ
(だいこん))今では正月のご馳走で疲れた胃腸を休めて、青菜の不足する冬場の栄養補給と考えられている。五節句とは江戸時代に幕府が公的な行事として定めた節目の行事。 |
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1月15日 |
小正月 赤飯を食べる。小豆は米や大豆とともに日本人の食生活に欠かすことができない穀物であり、赤い色の食べ物は体の邪気を祓うといわれている。 |
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2月3日 |
節分 炒った大豆を撒き、蒔かれた豆を自分の数え年の数だけ食べる。炒った豆は「福豆」と呼ばれ、豆を撒く際には掛け声をかける。通常は「鬼は外、福は内」この節分を境にして、暦の上では翌日から春になる。 |
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2月4日頃 |
立春 暦の上で春の始まる日 梅の花が咲き始め、蟄虫(ちっちゅう)も動き始め、東風が吹き始め、氷も解け始め、魚も川を上り始める気候としています。 |
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3月3日 |
桃の節句、上巳(じょうし)の節句(五節句の一つ)→女の子の成長を祝う日、雛祭り、雛節句、ひな人形を飾る。3月3日を過ぎても片づけなければ、結婚が遅れると言われている。雛祭には白酒を飲む。 |
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3月20日頃 |
春の彼岸 春分の日、おはぎ(同意味ばたもち)を食べる |
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5月5日 |
端午(たんご)の節句(五節句の一つ)→こどもの日、男の子の成長を祝う日。武者人形やこいのぼりを飾る。端午の節句には柏餅を食べる。
菖蒲湯に入る。(菖蒲の束を浮かべた風呂) |
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5月2日頃 |
八十八夜 立春から数えて八十八日目 (田の苗代作りや畑作物の種まきを始める重要な時期であることからこの暦日が作られたとされている) |
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5月6日頃 |
立夏 暦の上で夏の始まる日 |
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7月7日 |
七夕(たなばた)(五節句の一つ)→五色(緑・紅・黄・白・黒)の短冊に願い事を書いて、葉竹に吊るす。 |
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暑中見舞い 梅雨明け後、夏の土用の期間 立秋を過ぎると残暑見舞い |
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7月28日頃 |
土用丑の日(どよううしのひ) 一年の中でもっとも暑い時期 丑の日にちなみ、「う」がつくもの、ウリやウナギ、梅干などを食べると身体に良いと信じられている。 |
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8月7日頃 |
立秋 暦の上で秋の始まる日 |
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8月13日〜16日 |
お盆 先祖の霊があの世から帰ってきて家族と一緒に楽しいひとときを過ごし、また帰っていくという日本古来の信仰に基づく行事です。(地方によって日にちが異なる) |
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8月15日
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十五夜
新月(月初め)から数えて15日目の満月(に近い月)の晩
陰暦8月15日の夜。仲秋の名月の夜で、酒宴を催し、詩歌を詠む習わしがあり、また、月見団子・芋・豆・栗などを盛り、ススキや秋の草花を飾って月を祭る。
秋の七草(ハギ、ススキ、キキョウ、ナデシコ、クズ、フジバカマ、オミナエシ) |
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9月9日 |
菊の節句、重陽(ちょうよう)の節句、栗の節句、(五節句の一つ)→菊の花びらを浮かべた酒(菊花酒)を酌み交わし、けがれを祓い長寿祈願。 |
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9月13日 |
十三夜 新月から数えて13番目の晩、旧暦でいう9月13日を指して十三夜と呼びます。古くから十五夜に月見をしたら必ず十三夜にも月見をするものとされていました。十五夜だけ月を見る、もしくは十三夜だけ月を見るということは片見月と呼ばれ忌まれていました。十三夜では枝豆や栗を供える習慣があったようですが、現在では月見団子を13個備えることもあります。 |
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11月7日頃 |
立冬 暦の上で冬の始まる日 |
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上記内容は概です。詳しくは辞典でお調べ下さい。 |
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