感染症カレンダー

病名 潜伏期間 感染経路 主な症状と経路 当園許可の有無
麻疹
(はしか)
8~12日 空気感染
飛沫感染
接触感染
高熱、咳、鼻水、くしゃみ、目やにではじまり、いったん熱が下がるころ口の中にコプリック斑が出現。再び熱が上がると同時に発疹が耳後部から広がる。 必要
風疹
(三日ばしか)
2~3週間 飛沫感染
接触感染
初め軽い発熱。同時に細かい発疹が全身に出る。首、後頭部、耳後リンパ腺が腫れる。3~4日で発疹が消える。 必要
水痘
(水ぼうそう)
2週間前後 空気感染
飛沫感染
接触感染
発熱(出ない場合もある)。周りに赤みのある丘疹が、3~4日で次々に水疱になり2~3日でかさぶたになる。かゆみが強い。 必要
流行性耳下腺炎
(おたふくかぜ)
2~3週間 飛沫感染
接触感染
発熱(出ない場合もある)。耳の下、顎の下が腫れる。口をあけたり食べたりすると痛む。乳児では感染していても症状が現れないこともある。 必要
百日咳 7~10日 飛沫感染
接触感染
1~2週間にわたり、咳、鼻水、くしゃみ、続いて特有の咳(コンコン、ヒューヒュー)が続く。 必要
インフルエンザ 1~4日 飛沫感染
接触感染
突然の高熱が3~4日続く。全身症状(全身倦怠感、関節痛、筋肉痛)を伴う。のどの痛み、鼻水、咳。 必要
咽頭結膜熱
(プール熱)
4~7日 飛沫感染
接触感染
経口感染
高熱、咽頭痛、目やに、目の充血(結膜炎)。 必要
流行性角結膜炎
(はやり目)
2~14日 目やにによる接触感染
飛沫感染
目がゴロゴロして痛痒い。目の充血、目やに、涙目、まぶたの腫れと痛み。 必要
急性出血性結膜炎 1日前後 飛沫感染
接触感染
経口感染
急性結膜炎で結膜出血が特徴。 必要
腸管出血性
大腸菌感染症
3~4日 経口感染
接触感染
激しい腹痛、下痢、血便、発熱は軽度。 必要
溶連菌感染症 2~5日 飛沫感染
接触感染
突然の高熱、のどの痛み、しばしば嘔吐。発信、イチゴ舌。熱が下がると皮膚が膜状に剥けてくる。 不要
医師の判断
手足口病 3~6日 飛沫感染
接触感染
経口感染
手、足、口腔内に水疱ができる。発熱は軽度。口内炎がひどく食事がとれないことがある。 不要
医師の判断
伝染性紅斑
(リンゴ病)
4~14日 飛沫感染 両頬に蝶のような形の紅斑。頬に発疹の現れる7~10日前に微熱、風邪様の症状が現れれることが多い(感染力の強い時期)。発疹が現れたときはほとんど感染力無し。 不要
医師の判断
伝染性膿痂疹
(とびひ)
2~10日 接触感染 虫刺されなどを掻きこわして細菌がつき、水疱、膿疱となる。かゆみが強い。膿疱が破れ、新しい皮膚に広がる。 不要
医師の判断
突発性発疹 約10日 飛沫感染
接触感染
経口感染
突然、高熱が3~4日続き、熱が下がると同時に全身に発疹がでる。発熱のわりに機嫌がよいことがある。 不要
医師の判断
感染性胃腸炎 ロタ 1~3日
ノロ 12~48時間
経口感染
接触感染
嘔吐。下痢(乳幼児は白色調であることが多い)。発熱。 不要
医師の判断
ヘルパンギーナ 3~6日 飛沫感染
接触感染
経口感染
発熱、のどの痛み、口の中に赤い発疹。のどの痛みなどで食事、飲水ができないことがある。 不要
医師の判断
RSウイルス感染症 4~6日 飛沫感染
接触感染
発熱、咳、鼻水などで発症し、多くは1週間程度で回復。保育園児は1歳までにほとんどが初感染。特に0歳児では入院が必要なほど重症化することがある。生涯に何度もかかることがある。 不要
医師の判断
マイコプラズマ肺炎 2~3週間 飛沫感染 風邪症状(高熱3~4日、咳など)。咳が頑固に続く。発熱しないときもある。発疹、中耳炎を伴うこともある。 不要
医師の判断

〈参考〉国立市「子どもがかかりやすい感染症一覧」
    https://www.city.kunitachi.tokyo.jp/material/files/group/41/kansennshou2.pdf
    (2025年6月26日アクセス)